• アンヴァンテール

ヒビノコト4

聖夜から毎晩、燭台に蝋燭を差して、燐寸を擦り、火を灯すのが日課になりました。寝室へ行く前に、チラチラ揺らめく火を吹き消し、漂う煙の香りを吸いこみ、なんだか就眠儀式めいているのも良い。夜に立ち込める仄かな煙の香りがすごく好き。煙。寺山修司の詩にケムリという名前の猫が出てきたっけ。